第47章 おばあさん

「こちらは私の妻で、あなたの義姉の夏目芽依だよ。結婚式で会ったよね。」

「お義姉さん、こんにちは。」

羽柴美波は積極的に手を差し出し、夏目芽依と握手した。

彼女は愛らしく可愛らしい顔立ちで、丸顔、大きな目、尖った顎、笑うと口角に浅いえくぼがあり、暗い青緑色の中長髪を頭の上で束ね、一見無造作だが実は計算された団子ヘアにしていた。背は高くないが、曲線美のあるスタイルで、とても活発な性格で、よく大笑いする。

「おばあちゃんはどこ?挨拶しに行くわ。」

「あっちよ。」羽柴美波は庭の隅を指さした。「古い友人と話してるわ。」

「あれ?私も一緒に行った方がいい?」夏目芽依は突然羽柴明彦の服の裾を引っ張り、小声で尋ねた。

「お義姉さん、ここで私とおしゃべりしましょうよ。ずっとあなたに会いたかったのに〜残念ながら兄さんが紹介してくれなくて。」羽柴明彦が反応する前に、羽柴美波はすでに夏目芽依の腕を取っていた。