第436章 五分間のロンドン

「ハハハ、橋口社長、冗談はやめてください。私に何の得があるというのですか!」石塚千恵は笑いながら言った!

橋口俊樹は彼女の横顔を見つめ、意図的に熱い息を彼女の頬に吹きかけた。「君はこんなに美しいんだから、僕が得をするのは当然だよ!」

「私なんて伊藤奈々さんほど美しくないわ。私が橋口社長の膝に座っているなんて、私の方が大きな得をしているわ!」

元々伊藤奈々の表情はかなり不機嫌だったが、石塚千恵が自分より美しくないと言ったので、彼女の表情も少し良くなった!

橋口俊樹は彼女と見知らぬ人ゲームを始めた。「そう?君が僕から得をしていると思うなら、もう少し得させてあげてもいいよ。無料で時間を延長して、さらに15分どうかな?」

「そんなことしたら伊藤奈々さんに殺されちゃうわ!命の危険を冒してまで得をしたくないわ!自分の彼氏でもないのに、全然割に合わないわ!」