今日は8月下旬の演奏会だ。
この大会はエンゲルさんと協会のメンバーが共同で参加する。
エンゲルさんも初めてではなく、バイオリン協会にも馴染みがあるため、桑原陽太は彼を案内して回ることはせず。
直接コンサートホールへ連れて行った。
コンサートホールの入り口で、秋山言葉を見かけた:「先生」
「エンゲルさん、こちらは私の弟子の秋山言葉です」桑原陽太はエンゲルさんに秋山言葉を紹介し、顎をわずかに上げた。「今回の学生の中で唯一の6級の学生です」
秋山言葉の6級への進歩があまりにも早かったため、彼女が6級に合格した後、桑原陽太の協会内での地位に顕著な変化があり、今回のエンゲルさんの接待の仕事は直接桑原陽太に任されたのだ。
エンゲルさんを迎えることも一つの学問であり、協会のほとんどの教師が争って行いたがることだった。