第337章 重度うつ病

神城志国は数日間様子を見ていたが、神城連真が毎晩だけ病室に付き添いに来ることに気づいた。彼は当然、神城連真に自分の存在を知られるわけにはいかない。昼間の看護師は午後になると時々席を外すので、その隙に病室に行くことにした。

相変わらず変装して、神城志国はついに外出した。

恐る恐る進み、ようやく病室に到着した。彼は今、白衣を着ていて、それらしく見えた。

看護師はこの白衣姿の彼を見て安心し、その場を離れた。

神城志国は今、神城家の大爺様のベッドの横に立ち、「この老いぼれ、顔向けできないだろう。今の状況になったのは完全にお前の自業自得だ。他人のせいにはできないぞ!」

彼は再び周囲に人がいないことを確認してから戻り、続けて言った。「この老いぼれ、死人だけが秘密を漏らさないんだ!恨むなよ!」