第358章 復婚を承諾する

久我さんはこの時、強引に口を出した。「霧島さん、あなたは余計なことに首を突っ込みすぎではありませんか?継母がどうしたというのです?私は煌の法定上の継母になりたいんです、どうですか?あなたは口出しし過ぎではないですか?」

霧島咲姫はようやく我に返った。そうだ、彼女にはこんなことに口を出す立場なんてないのだ。二人はもう何の関係もないのだから。

この時、彼女はただ強がっていただけだった。「いいわ、神城連真、結構よ!あなたの好きにすればいいわ!煌は私が連れて行くわ!」

彼女は煌の手を引いて、振り返ることなくカフェを後にした。

神城連真も実はこんなことをしたくなかったが、この作戦は確かに効果があるようだった。

ただ、久我さん、申し訳ありません!

霧島咲姫は神城煌を連れて神城家に戻った。

神城煌は泣きじゃくっていた。

「ママ、パパが継母を見つけようとしているよ。テレビドラマの継母たちはみんな子供に残り物を食べさせて、冬でも布団をかけてくれないんだよ。煌はもともと体が弱いのに、継母に虐待されて死んじゃったらどうするの?あの女性、見た目からして良い人じゃないよ。ママ、煌はあの人が嫌いだよ!」

霧島咲姫は息子をとても心配していた。継母に育てられる子供がどれほど辛いか、彼女にもよくわかっていた。

やっとのことで煌を寝かしつけると、霧島咲姫は一計を案じた。

神城連真、責めないでね、私も煌のためなの!

神城連真はわざと遅くに帰ってきた。霧島咲姫は胸が痛んだ。きっと外の女性と楽しく過ごして、名残惜しくて帰ってきたのだろう。

霧島咲姫はすでに最も露出度の高いセクシーなナイトウェアに着替えていた。彼女はわざと肩を露わにして、神城連真のベッドの端に座って待っていた。

神城連真は部屋に入るとすぐにこの光景を目にし、全身の血が沸き立った。

彼は心の中で可笑しく思ったが、それを抑えなければならず、無理に顔を赤らめていた。

霧島咲姫は神城連真が入ってくるのを見ると、突然体を起こした。

神城連真はわざと冗談めかして言った。「何をしているんだ?」

霧島咲姫は何も言わず、直接神城連真をベッドに押し倒した。広い部屋は瞬く間に色めき立った。

神城連真は霧島咲姫の誘惑に抵抗できるはずもなく、二人はまた一晩中情熱的に愛し合った。