第365章 お前が頼んでくるのを待つ

神城連真はまだ眠っておらず、この時息子とプログラミングについて話し合っていた。

霧島咲姫はこの珍しい光景を見て、心が温かくなった。

「ママ、帰ってきたの?」神城煌は霧島咲姫に対してだけこんなに親しげな口調になり、それが神城連真の嫉妬心を掻き立てた。

「何をしているの?」霧島咲姫は少し不思議そうに尋ねた。

「ママ、僕とパパはママがこんなに疲れているのを見るのが辛くて、プログラムを書こうと思ったんだ。これならママはリモートでも仕事ができるし、すべてのリモート会議の資料が自動的に処理されて暗号化ファイルになるし、仕事の効率も大幅にアップするよ!」神城煌は誇らしげに言った。

霧島咲姫は少し驚いた。自分の息子がもうプログラミングをこんなレベルまで研究できるようになったのか?