第051章 姪っ子はお仕置きが必要3

鈴木音夢は皆が何を恐れているのか知っていた。彼女自身も、最初は同じように死ぬほど怖かったのだから。

「夏目さん、食事の準備をお願いします。私は上に行って叔父さんを呼んできます」

「はい、今すぐ準備します」夏目さんは軽やかな表情で台所に向かった。

鈴木音夢は2階の主寝室に向かった。この時間には既に日が暮れていた。

部屋の中は電気がついておらず、少し暗く見えた。

彼女は電気をつけて、近づいていった。「叔父さん、帰ってきたよ」

鈴木音夢が出かけていた間、部屋には彼女の声がなく、特に寂しく感じられた。

今、彼女の声を聞いて、卓田越彦は少し驚いた。「今日はどうしてこんなに早く帰ってきたの？」

「叔父さんと一緒に食事がしたくて。ここの料理はお肉がたくさんあるから」

卓田越彦は立ち上がり、手を伸ばして彼女に触れ、ついでに彼女の頬をつまんだ。

「うん、たくさん食べて、しっかり成長するんだ。叔父さんはやっぱり肉付きのいいほうが好きだからね」

鈴木音夢は思わず口角を引きつらせた。彼はまともに話せないのだろうか？

けだもの！スケベ！エロじじい！

「叔父さん、下に行って食事しましょう」

彼女はバカではなかった。彼のその話題に乗るつもりはない。どう言っても勝てるわけがないのだから。

鈴木音夢は彼を支えて階段を下りた。数日間の適応期間を経て、卓田越彦は既に楽に階段を下りることができるようになっていた。

広いダイニングテーブルには多くの料理が並べられ、鈴木音夢は目の前に置かれた香り高い魚を見つめた。

彼女は実は魚が大好きだった。一口食べてみて、「叔父さん、今日の魚はすごく新鮮だよ。骨を取り除いてあげるから、まずはスープを飲んでて」

彼は目が見えないのだから、丁寧に骨を取り除かないと、魚の骨が喉に刺さったら大変だ。彼女にはその責任が負えない。

これらの料理は、卓田越彦にとっては特別なものではなかった。彼はあまりにも多くを食べてきたのだから。

ただ、このチビは特に満足しやすいようで、何を口にしても美味しいと言う。

彼は本当に疑問に思った。以前は彼女にご飯を与えていなかったのだろうか？

夕食の後、今夜は非常に重要なことがあった。

彼女が彼をあんなに長い間我慢させたのだから、そろそろ彼女がしっかり応えるべき時だった。