秋田結の呼吸は止まりそうだった。
彼女は男性と机の間に閉じ込められ、抵抗する力が全くなかった。
彼のキスと誘惑を受け入れるしかなかった。
閉ざされた書斎の空間で、強烈な感覚の刺激が何倍にも増幅されていた。
下にいる男性は常に彼女への欲望を思い出させていた。
彼の大きな手が触れる場所はまるで火がついたようで、彼女を灰にするまで止まらないようだった。
「結ちゃん」
男性の指が最も敏感な部分に触れた時。
秋田結は狂いそうになった。
体が激しく震えた。
彼女は理性を失いかけた頭に一筋の冷静さを取り戻し、慌てて全力で抵抗した。
「上野卓夫、やめて」
「わかった」
男性は熱い長い指を彼女のナイトドレスから引き抜き、暗い瞳で彼女をじっと見つめ、声は非常にかすれていた。
一言一言が彼女の心に響くようだった。「さっきの僕の行動、どうだった?ん?」