第421章 結ちゃん、愛してる(追加更新四千字)_2

彼が車から降りるのを見るとすぐに、迎えに行った。

上野卓夫に敬意を表しながら、警察署に向かう途中で得た新たな詳細を報告した。

上野卓夫は話を聞きながら、警察署の中へ歩いていった。

三井康隆の件について、田中岩はとても重視していた。

彼は電話を受けるとすぐに駆けつけた。

上野卓夫よりも数分早く到着していた。

上野卓夫を見ると、田中岩は簡単な挨拶だけをした。

そして彼に三井康隆の死因について話した。

そして現場の状況などについても。

「上野さん、牢屋を見に行きますか?」

田中岩はかなり申し訳なく思っていた。

三井康隆という容疑者が、彼の管轄下で死んだのだ。

彼は顔向けできないと感じていた。

上野卓夫はむしろ冷静だった。

死んだものは死んだのだ。

その事実は変えられない。

彼は淡々と頷き、「いいよ」と答えた。