「ok!」
西村絵里:「……」
やはり、甘奈は藤原海翔が退団すると聞いて不満そうだった。こんなにハンサムな副団長をどこで見つけられるだろうか。
大人と子供、優しさと強さを兼ね備えて、西村絵里はすぐに折れた。
「わかったわ!今回だけよ、次はないからね。」
「問題ないよ!」
……
翌日の昼、やはり奴隷根性だろうか。今日、黒田真一からは何の電話もなく、昼休みになるとすぐに、西村絵里はお弁当の箱とギフトボックスを持って黒田真一のオフィスに向かった。
ノックして入ると、男性の口元に満足げな笑みが浮かんだ。視線を時計から離し、西村絵里、とても時間通りだ。
うん、お腹が空いた。
「黒田社長、お昼ごはんです。」
西村絵里は予め温めておいた昼食を黒田真一の前に置き、唇を軽く噛んだ。
「それから、これは受け取れません。申し訳ありません。」