第182章 夜は一つの部屋に泊まる1更(7)

あまりにも興奮していたからだ。

結局、Tfboyを管理しているのは黒田真一なのだから。

黒田真一こそが最大のボスなのだから……

小さな子は常にboyのサイン入り写真が欲しがっていた。西村绘里は以前ネットで価格を調べたら、数万円もしていた。

村上秘書に頼んだ方が、もっと簡単かもしれないと思った。

そう考えながら、西村绘里の美しい瞳が輝いた。もし自分がboyのサイン入り写真を甘奈に渡したら、甘奈はきっと喜んで大はしゃぎするだろう。

黒田真一は西村绘里の口元の明るい笑みに視線を落とし、この小娘が自分を利用しようとしていることを察した。

「黒田グループがこのグループを重点的に支援している理由は……このグループ自体が持つ影響力だけでなく、黒田奥さんがとても好きだからというのもある……」

言い終わると、黒田真一は西村绘里を見つめ、彼女の反応を待った。