褒めてもらいたいという後に、藤原海翔はとても可愛い画像を添付していて、とても面白かった。藤原海翔のあのような妖艶なツンデレの様子を想像すると、西村絵里は思わず口元を緩め、手軽に頭を撫でる絵文字を返信し、そして真剣に藤原三郎に「ありがとう」という五文字を返した後、スマホを閉じた。
黒田真一は女性のちょっとした仕草を見逃さず、黒い瞳を少し顰め、口を開いた。
「何がそんなに嬉しいんだ?」
西村絵里:「……」
男性の非常に低い声を聞いて、自分が今したことを探っているようで、西村絵里は不自然に視線を逸らし、さりげなく言った。
「何でもないわ、普通の天気ニュースよ。明後日まで天気が良くて……その良い天気は週末のボーイのコンサートまで続くみたい。」
「ふむ。」
「西村絵里、俺に何か言いたいことはないのか?結局、朝俺にあんなに傷を負わせたんだから……」
西村絵里は男性のぎこちない言葉を聞いて、唇を噛み、無意識に男性の両脚の間を見た。
うん、自分は強く蹴ったんだった。
何か問題を起こしてしまったのではないだろうか。
さっきまで黒田真一の反応はずっと非常に普通で、何か問題があるようには全く見えなかった。
西村絵里は口角を引きつらせ、村上秘書が前で運転しているため、ある事は言いにくかった。
「すみません、黒田社長……朝起きたとき、足がつって何をしでかすか分からなかったんです。」
黒田真一は西村絵里の全く心のこもっていない謝罪を聞いて、口角に邪悪な笑みを浮かべた。
「そうか、俺はてっきり……京都新協和病院に付き添ってくれると言うかと思ったよ。」
西村絵里:「……」
運転中の村上秘書は元々黒田真一と西村絵里が何を話しているのか知らなかった。
ただ……
京都新協和病院。
それって不妊症や勃起不全、早漏を治療するところじゃないか?
エマ……
もしかして、黒田社長には隠れた病気があるのか?
だからこの何年も、そばに女性が全くいなかったのか……
こう考えると、村上秘書は突然自分の想像力が豊かになったと感じた。
うーん……
これは……
どうやらしっかり治療する必要がありそうだ。
いやいや、黒田社長がこんな病気になるわけがない。