第253章 黒田さんが绘里ちゃんを調教する1更(5)

「はい、黒田社長、どうぞ」

氷川様はにこにこと黒田真一と西村绘里に練習するよう促し、心の中では花が咲くほど喜んでいた。

ふん、今までゴルフをしたことがない人間が。

しかも女性だ、どうして自分と比べられるというのか。

自分はこの後、きっとにこにこしながら西村绘里に勝つだろう。

すべては自分の掌握の中にある。

……

西村绘里は黒田真一について練習エリアへ歩いていき、唇を引き締め、氷川様たちに聞こえない場所に来たことを確認すると、落ち着いた声で言った。「黒田社長、教えていただかなくても大丈夫です。実は、私は前にゴルフを習ったことがあるんです。父から教わりました」

言い終わると、西村绘里は芝生の遠くを見つめた。

密かに、どうやってホールインワンを決めようかと考えていた。

勝算は十分あるものの、技術は少し鈍っていた。