第270章 腹部の帝王切開の傷跡1更(2)

少し間を置いて、黒田真一は付け加えた。「結果は、君を失望させないよ。」

西村绘里「……」

黒田真一のこの厚かましい言葉を聞いて、西村绘里の心はますます軽蔑で満ちていった。

「黒田真一。」

「話さないで、ちょっと研究したいんだ。」

西村绘里「……」

何を研究するの?

女性のホックの外し方でも?

西村绘里は少し混乱し、ほとんど黒田真一の体に逆さまにぶら下がっていた。

黒田真一がホックを外そうとするのを見て、西村绘里は当然それを阻止しようとした。このやり取りの中で、二人は思わず体を擦り合わせ始めた。

すぐに、西村绘里は黒田真一の異変に気づき、それからは動くのをやめた。

「黒田真一!」

次の瞬間、男はついにホックの外し方を理解し、それを外した。

西村绘里「……」

自分の体は黒田真一によって下着だけになっていた。このままホックまで外されたら、本当に何も残らなくなる。

西村绘里は顔色を少し変え、急いで小さな手を伸ばして再び留め直そうとした。

黒田真一は黒い瞳を少し細めた……

かつて車内で、自分は西村绘里が着ていた寝間着に手を伸ばしたことがあった。

だから……

多かれ少なかれ、見たことがある。

さっきの拒みながらも誘うような様子は、さらに男の心の征服欲を刺激した。

しかし……

今はまだその時ではない。

黒田真一は喉仏を動かし、大きな手で西村绘里の小さな手を握った。

西村绘里は男のこの動作に硬直し、小さな顔は真っ赤に染まっていた。

「留めてあげるよ。西村绘里、僕は女性の服を脱がすだけの男じゃない。女性に服を着せてあげる男でもあるんだ。」

西村绘里「……」

「西村绘里、さっきはホックを外すのに丸一分かかった。うん、少し遅かったね。次回は改善するよ。一度目は不慣れでも、二度目は慣れるものさ。」

西村绘里は黒田真一の深い黒い瞳を見つめた。男は薄い唇を開き、明らかにこの件を真剣に考えているようだった。

西村绘里は信じられなかった。そんな男がいるなんて。

本当にホックを外すことと留めることを練習の対象としているだけなのだ。

黒田真一、彼は一体何をしようとしているのか。

時々、黒田真一の思考は、純粋なまでに清らかだった。