第347章 夫婦の間でする事2更(10)

西村絵里はごく自然に「パパ」と口にし、その後、眠そうな甘奈を抱いてトイレの方向へ歩いていった。

今日のコンサートで、小さなロリータは水をたくさん飲んでしまったのだ。

邪魔された情熱……

黒田真一のハンサムな顔は不機嫌そのものだった。その後、パジャマを着て、バスルームの方向へ歩いていった。

なぜなら……

甘奈は娘だからだ。

だから黒田真一は直接入るわけにはいかなかった。

西村絵里と甘奈が済ませるのを待つしかなかった。

……

甘奈は十分に眠れず、尿意で目を覚まし、小さな唇を尖らせて、とても不機嫌だった。

ようやくトイレを済ませた後、少し意識が戻ってきた。

「うぅ……ママ、パパはどこ?パパがいい。」

甘奈は普段、目が覚めた後は誰も要らず、自分だけを求めるのだった。

さらには、藤原海翔さえも要らなかった。