西村絵里の肌は本当に綺麗で、黒田真一の感覚を刺激していた。
黒田真一は血液が沸騰するのを感じた。
彼女のために……
詰まった2日間の日程も、どうでもよくなるようだった。
西村絵里はゴクリと唾を飲み込んだ……
「黒田真一……少し冷静になれない?」
「今は……この状況で、何かをするのは適切じゃないわ……それに真理を検証するとか言わないで、いい?おしゃべりでもしない?」
西村絵里は必死に黒田真一と道理を通そうとしていた。
黒田真一は細い目をさらに細めた……
長年禁欲してきた男の前で道理を説くなんて、西村絵里はあまりにも夢見がちすぎるのではないだろうか。
そう思いながら、黒田真一は薄い唇を西村絵里の柔らかく白い耳たぶに近づけ、口を開いた。
「俺は何もしない……俺の目標はお前だ……」