西村絵里の肌は本当に綺麗で、黒田真一の感覚を刺激していた。
黒田真一は血液が沸騰するのを感じた。
彼女のために……
詰まった2日間の日程も、どうでもよくなるようだった。
西村絵里はゴクリと唾を飲み込んだ……
「黒田真一……少し冷静になれない?」
「今は……この状況で、何かをするのは適切じゃないわ……それに真理を検証するとか言わないで、いい?おしゃべりでもしない?」
西村絵里は必死に黒田真一と道理を通そうとしていた。
黒田真一は細い目をさらに細めた……
長年禁欲してきた男の前で道理を説くなんて、西村絵里はあまりにも夢見がちすぎるのではないだろうか。
そう思いながら、黒田真一は薄い唇を西村絵里の柔らかく白い耳たぶに近づけ、口を開いた。
「俺は何もしない……俺の目標はお前だ……」
西村絵里:「……」
くそ……
思いもよらなかったが、黒田真一が下品な言葉を言うと、こんなにも魅惑的だった。
西村絵里は手のひらの汗を抑えきれず、火遊びをしていた。
とても危険だった。
「じゃあ……星でも見ましょうか……」
「いいね」
いつからか……
黒田真一は高い位置から、大きな手でベッドを支え、自分の下にいる女性を見つめ、薄い唇がまた少し上がった。
「本当に美しい」
西村絵里は確かに美しかった。凝った脂のような肌理は、手放したくないほどだった。西村絵里のような柔らかく白い肌を持つ女性は珍しく、触れればすぐに壊れそうだった。
否定できないが、甘奈も西村絵里の良い遺伝子を受け継いでいた。小さなロリータの乳白色の肌は、いつも赤みを帯びていて、とても白く、まるで白雪姫のようだった。
母娘が並んで立つと、いつも思わず目を引くものがあった。
西村絵里は普段、美白や日焼け止めに特に気を使うわけではなかったが、良い肌は自然なもののようで、真珠のように白かった。
黒田真一は……西村絵里のすべてを愛していた。
最も愛していたのは彼女という人だった。
西村絵里:「……」
西村絵里は星明かりと月明かりを借りて男の逞しい体を見つめ、心臓が半拍飛んだ。
黒田真一の瞳は……とても深く、大海のようで、自分は隠れる場所がなかった。
西村絵里は突然……
一夜限りの関係の味わいを感じた。
自分は……今日は逃げられないだろう。
終わりだ……