第455章 パパがママを壁ドン2更(6)

「うーん……いいよ。」

西村絵里は小さなロリータが一人で水の中にいても怖がらない様子を見て、口元に笑みを浮かべた。この愛らしい姿を見ると、気分が良くなった。

西村絵里は哺乳瓶を持って小さなロリータに近づき、しゃがもうとした瞬間、小さな手が彼女の手をつかんだ。

「ママ、降りてきて私とパパと一緒に遊ぼうよ。」

「だめ……」

西村絵里は手を引っ込めようとしたが、近くにいた黒田真一の動きの方が速かった。彼は素早く泳いで近づき、大きな手で西村絵里の小さな手をつかみ、少し力を入れると、彼女は前のめりに倒れていった。

「あっ……」

西村絵里は驚いて声を上げたが、水に激しく落ちることはなく、黒田真一の腕の中に落ちた。

しかし……大きな水しぶきが上がるのは避けられず、温かい液体が自分に向かって来るのを感じ、西村絵里は反射的に小さな手を伸ばして黒田真一の首に巻き付けた。