第477章 黒田奥様のスタイルは本当に素晴らしい2更(2)

西村絵里はその様子を見て、思わず全身に冷や汗をかいた。

カリーナは、一体何をしようとしているのか……

名誉や利益での誘惑が効かないから、今度は色仕掛けで直接誘惑するつもりなのか?

そう考えると、西村絵里は小さな手を握りしめた。

そのとき、黒田真一が薄い唇を引き締め、冷たい言葉が書斎に響いた。

「カリーナ、君のその姿は、ローマのメディアが喜びそうだね」

言い終わると、黒田真一はすぐに携帯を取り出し、電話をかけようとする仕草をした。カリーナは顔色を変え、急いで前に出て言った。

「黒田社長、私の体つきは黒田奥さんより劣るのですか?だから私に魅力を感じないのですか?」

西村絵里:「……」

西村絵里はカリーナを見つめ、それから自分の体を見下ろした。

うーん……

確かに少しだけ良いかもしれない。