「あはっ...お兄ちゃんも汚れちゃったね、うーん...」
村上佑城はそれを見て怒り、村上佑城と木下麻琳が声を聞いて駆けつけ、自分を叱ろうとしていたが、木村陽太がゆっくりと口を開いた。
「僕たち二人とも汚れちゃったから、それなら...友達になろうか?」
「うん、いいよ...一生の友達だよ、へへへ。」
笑いながら、村上念美はぷっくりした小さな手で泥を木村陽太の小さな顔に塗り、ついでに自分の顔にも塗った。村上佑城と木下麻琳は苦笑いするしかなかった。
木下麻琳は村上佑城を責め、自分の娘を甘やかしすぎだと言った。
だから...
村上念美は慎重に考えた。おそらく3歳の頃の幼少期に友情が芽生えたのだろう。
そして、徐々に成長していった。
男の子同士はますます共通の話題が増えていき、自分は二番目のお姉ちゃん村上安子の後ろをぴったりとついて回るようになった。
普段、木村陽太が来ると、自分は食べ物をおねだりし...ついでに一緒に遊んでもらった。
小さな手で男の子の大きな手を握り、お兄ちゃんよりずっといいと思った。
村上佑城は自分に冷たく...年齢差があり、自分を小さな子供だと思っていた...藤原景裕に至っては自分に目もくれなかった。
唯一彼だけが自分を嫌がらなかった。
...
小学校に入ってからは、宿題や日直の仕事に直面して、村上念美は悪知恵を働かせ始めた。
村上佑城に助けを求めると、村上佑城は嫌そうに「行け」と言い放った。
正直なところ...普段、村上佑城は妹である自分を甘やかしていたが、是非善悪のような問題、特にずる賢い行為については、村上佑城には原則があった。
村上念美は...村上安子に助けを求めたが、実際のところ、村上安子も手を貸せず、彼女の宿題も少なくなかった。
藤原景裕については...
当時の藤原景裕は高貴で、高慢で、世俗を超越していて、村上念美は声をかける勇気すらなかった。
唯一...木村陽太だけが。
「木村陽太兄さん...宿題を手伝ってくれたら、美味しいものをあげるよ。うん、この前あなたの家から持って帰ったプリンだよ、へへへ。」
「木村陽太兄さん、日直って疲れるよ、私はアニメを見に帰りたいの...先生が言ってたよ、宿題をしなかったり、日直をちゃんとしなかったりすると、罰として立たされるって、怖いよ...」