「野村部長、偽物の七色ダイヤモンドカードでしょう?よく見てくださいね」
宮本黛璃は心の中で既に動揺し始めていたが、それでも一縷の望みを抱きながら、相変わらず高慢な態度で野村部長に注意を促した。
「本物です。これは本物の七色ダイヤモンドカードです。私は絶対に見間違えるはずがありません。もし皆さんが信じないなら、今すぐフロントでカードの認証をしてみましょう」
野村部長はそう言うと、すぐに敬意を込めた視線で青木朝音を一瞥し、急いでカードを持ってフロントへ走っていった。
これを聞いて、宮本黛璃と宮北一馬の表情が同時に変わった。特に宮本黛璃は、諦めきれずに宮北一馬を引っ張って素早くフロントへ向かった。
彼女は自分の目で確かめたかった、本当に七色ダイヤモンドカードなのかどうかを!