この言葉を聞いて、唐田悦子と長谷真理はまず驚き、そして言葉にできないほどの喜びが押し寄せてきた。二人は同時に口の動きで互いに言った。「AsaってまさかAsa?」
そして電話をかけてきた人の声を聞くと……青木愛茉のようだった。
これを見ると、Asaは十中八九、青木朝音に違いない。
トイレにも行かずに、二人は興奮して走り出した。
その後、青木愛茉が個室から出てきて、口角が上がり、目には成功した笑みが浮かんでいた。
彼女が言った通り、青木朝音のような無能は彼女には敵わない!
これで、青木朝音のあの賤人は名誉を失墜し、北川信望のファンたちに集団で攻撃されるだろう。
その光景を想像するだけで、青木愛茉は興奮して震えた。
……
昼休みの時間を利用して、唐田悦子と長谷真理はそれぞれサブアカウントを作り、学校の掲示板やフォーラムで「AsaはAsa」というニュースを必死に広めた。