「黙りなさい!もうでたらめを言うな!」校長は怒鳴ったが、一部の人々からすれば、校長は恥ずかしさのあまり怒っているように見えた。
そのとき長谷真理が再び飛び出し、さらに火に油を注ぐように言った。「校長は最初から青木朝音をかばっているようですね。そうでなければ、なぜ青木朝音は一度退学処分を受けたのに、一中に転校できたのでしょう?
今、青木朝音が共通試験でカンニングしたことを知って、彼女に魔王あさねを装って演説させようとしている。そうすれば皆が彼女はカンニングしていないと信じるでしょう。だって、魔王あさねほど優秀な人がカンニングするわけがないですよね?」
山田蘭華も急いで立ち上がり、非常に怒った様子で校長に詰め寄った。「校長、これは本当なのですか?あなたは青木朝音と共謀していたのですか?一体なぜですか?もしかして青木朝音があなたを買収したのですか?」