第304章 【304】私に子供を産んでください3

「南条陽凌、あなたは私をおもちゃとして扱い、遊びたいときに遊び、捨てたいときに捨てるの？でも子供は違うわ、生まれたら責任を持たなければならないのよ！あなたはそんな状態で、良い父親になれると思う？」

夏野暖香はそう言うと、嫌悪の目で南条陽凌を見回した。

南条陽凌の顔が一瞬暗くなった。

「おい！夏野暖香、どういう意味だ？俺のどこがいけないんだ？俺の額に『南条陽凌は悪い父親』って書いてあるのか？夏野暖香、俺はお前の目にはそんなにダメな男に映ってるのか？」

南条陽凌は少し傷ついた様子で言った。「俺はバカじゃないんだぞ、お前みたいな頑固でバカな女をおもちゃにして自分を苦しめるなんて！」

夏野暖香：……

「とにかく、それは無理よ！」夏野暖香は彼とそんなことを議論するのが面倒だった。「早く離して、我慢できないわ！」

「夏野暖香、知らないぞ、お前が同意しようがしまいが、今日必ずお前を妊娠させる！」

「今日？」夏野暖香の口角がピクリと動いた。

「そう、今日だ！もしお前が素直に俺の言うことを聞かないなら、お前が妊娠するまでずっとこうしてお前を押さえつけておくぞ！」南条陽凌は彼女の顎をつかみ、頑固に言った。

夏野暖香は頭上のハンサムな男を見つめた。男は眉をひそめ、顔を曇らせながらも、断固として強引な、反抗を許さない様子で、まるでチンピラと変わらなかった。

この男は本当に……

夏野暖香はまるで内傷を負うほど怒った。「南条陽凌、先にトイレに行かせてくれない？この問題はあとで話し合いましょう。」

「ダメだ！お前が俺に同意しない限り、お前がベッドでおしっこをしても、俺はお前を行かせないぞ！」

夏野暖香は本当に我慢できず、必死にもがいた。すると南条陽凌は直接彼女の両腕を押さえつけ、シーツで彼女の両手両足をベッドフレームに縛りつけた。

「おい、南条陽凌、あ、あ、あなた変態ね！」夏野暖香は両手両足を広げられ、大の字になり、屈辱感が心に押し寄せてきた。彼女は本当に人を殺したいほど怒っていた。

南条陽凌は邪悪に笑い、片手で夏野暖香の体を覆う唯一のシーツをつかんだ。「夏野暖香、俺の要求を受け入れるか、それとも俺の命令を強制執行するか、この二つの選択肢から選べ……」