「今日あなたがしたことは危険すぎる、過激すぎる。あれだけ多くの人の前で、どうして橋本燃にナイフを向けることができたの?もし何かあったら、私はどうやって生きていけばいいの?
高橋啓川のあの老いぼれが死ぬか死なないかはそれほど重要じゃない。あの年齢だし、あの地位にいられるのもあと数年だろう。私たちの今の主な任務は、絶頂期にある高橋修哲を引きずり下ろすことよ。
高橋修哲が投獄されれば、高橋啓川のあの老いぼれは、次々と自分の家族が不幸に見舞われるのを見て、あの体でどれだけ持ちこたえられるかしら?」
「あの時は早く任務を完了して、あなたと自由気ままな生活を送りたいという思いしかなかったの。あの老いぼれが血を吐くのを見て、良いチャンスだと思って、橋本燃が救助するのを阻止することだけを考えていたわ。あまり結果を考えなかったけど、今思い返すと、本当に怖かった」
林田隼人は高橋暖香の背中を優しく撫で、彼女の唇に優しくキスをした。「約束して、これからは私の言う通りにして、決して自分を危険な状況に置かないで。もしあなたがいなくなったら、どれだけの富を手に入れても意味がない。
まずは怪我を治して。私はすでに証拠を用意した。時が来たら高橋修哲のオフィスに行って、その証拠を彼の金庫に置いてくれ。そうすれば高橋修哲はおしまいだ。そうしたら私たちは永遠に一緒にいられる」
「うん、わかったわ。あなたの言う通りにするわ、ダーリン」
「今日はびっくりしたね。しっかり埋め合わせをしないと」林田はそう言いながら、手が落ち着かなくなった。
「だめ、ここは病院よ」
「僕たちはどこでもやったじゃないか。高橋修哲とのベッドでさえ試したのに、こんな場所でまだ試してないなんて。君を愛させて、傷ついた心を癒させてあげるよ」
「よく言うわね。あの日は老夫婦の葬儀の日だったのに、あなたは忍び込んできて好き放題したわ。本当に驚いたわ」
「でもあれが一番楽しくてスリリングだったじゃないか?」
「このエッチ、やめて、私はまだ怪我してるのよ!」
「大丈夫、優しくするから、怪我には触れないよ」
「……」
車に戻り、携帯で録画したビデオを見て、橋本燃は非常に驚いた。
彼女はかつて上品で優しく、芸術的な雰囲気を持っていた高橋暖香の本当の姿がこれほど恐ろしく放縦だとは思いもしなかった。