120 新しい一日は正体バレから始まる【2更】

この一つの微博は、多くのネットユーザーの注目を集めた。

コメント欄はすぐに賑わい始めた。

【まさか、こんな手があるなんて?】

【なぜだよ、理解できない。鈴木集団にはあれだけの人がいるのに、よりによって外部の人間に会社の大事に口出しさせる必要があるのか?】

【前回鈴木集団が声明を出した時も言ったけど、絶対何か裏取引があるんだよ。ざまあみろ、鈴木集団はもう目が点だろうな。翡翠閣はなくなったし、ハハハハ。】

もちろん、あの訴訟の生中継を見ていたユーザーたちはそうは思わなかった。

【鈴木集団自身が何も言ってないのに、お前らは暇すぎて余計な口出しばかり。海辺に住んでるのか?誰よりも広く口出ししやがって。】

【呆れるわ。あれだけ控えめにしてるのに、それでもまだ絡まれるの?微博もほとんど投稿しなくなったし、俺はもう豚さえ見られなくなった。】

【そんなに暇なら、今日は塩分取りすぎたんじゃない?】

しかし、大多数のネットユーザーの記憶は短い。

当時、勝山露美のファンが勝山子衿をネットいじめした事件は、トレンド入りしたにもかかわらず、ほとんどの人は知らなかった。

結局、誰もがその数日間に微博を見ていたわけではない。

和国のネットユーザーは数億人に上るが、その事件を知っていたのはわずか百万人程度だ。

そしてその百万人の中でも、今日全員が微博にいるわけではない。

さらに、多くのユーザーは日和見主義者だ。

一秒前に褒め称えていた人を次の瞬間には罵っているのが同じ人物であることも珍しくない。

【えっと...対賭協定に署名したのは彼女じゃないの?なぜ言及できないの?】

【まさか、彼女に何か凄いところがあるの?一般人なのに、もう擁護する人がいるの?】

【正直言って、対賭協定の件は彼女の考えが足りなかったよね。多分若くて何も分からず、感情的になったんだろう。】

【若さは言い訳にならないよ。小学生でも自分ができないことには手を出さないって分かるのに、本当に不愉快。】

しかし、ネットユーザーたちも学習して、激しい侮辱的な言葉は使わなくなった。

もし訴えられたらどうするか?

しかし、ネットユーザーたちが鈴木集団のために正義感に燃えて子衿を批判している最中、新しい微博が現れた。

その投稿者は、誰も予想していなかった。