「どんな投稿?」勝山月咲はまた驚いた。「最近はネットをしていないし、そもそもネットが好きじゃないわ」
鈴木知晩は振り向き、目尻にはまだ涙が残っていた。
彼女の瞳の奥には嘲りと皮肉が満ちていた。「小林玉子は私の先輩というだけじゃなく、あなたの先輩でもあるわ。知りたければ、簡単に調べられるでしょ」
彼女と月咲は同い年で、同じ学年だったので、子供の頃は何を学ぶにも一緒だった。
最初の頃、先生たちは月咲に霊気があり才能があると褒めていた。
しかし後になると、どの分野でも月咲の成績は知晩ほど良くなかった。
常に彼女に押さえつけられていた。
「小林先輩?」月咲は眉をひそめた。「帰ってきてから、まだ会ってないわ。一体何が言いたいの?」
「勝山月咲、あなたって本当にすごいわね。今なら分かるわ」知晩は笑った。「あなたは私が一位を絶対に取りたがることを知っていて、だから何をやっても二位に甘んじさせるのね」
「あなたって本当に計算高くて策略家で手段を選ばないわ。誰よりも腹黒いわ」
「知晩、あなた度を越えてるわ」こう言われて、月咲はゆっくりと感情を抑え、声も冷たくなった。「私に一位を取る能力があるなら、あなたに譲るの?母がどれだけ厳しく教育したか、知らないでしょ?」
「子供の頃、二位を取っただけで夕食を抜かれたのよ。わざわざ自分を苦しめる理由なんてないわ」
「だから計算高いって言ってるのよ」知晩は涙が出るほど笑った。「他の人はあなたを見抜けないけど、実際はあなたが一番深く隠している人なのよ」
「知晩、あなたは本当に理解できないわ」月咲は本当に怒っていた。「あなたが私をそう思っていたなんて。妹との間に誤解があるのかもしれないと思ってたのに」
「今見れば、あなたは本当にそういう人なのね」
「月咲、あなたは確かにすごいわ」知晩も怒らず、まだ笑っていた。「でも残念ながら、あなたの小細工は絶対的な実力の前では何の役にも立たないわ」
「勝山子衿はあなたより千倍も万倍も強いの。あなたの施しなんて、ただの笑い話よ」
そう言うと、知晩は月咲を見ることもなく、教学棟から走り去った。
月咲はもはや知晩と一言も話したくなかった。彼女はカップを持って教室に入った。
クラスの皆は彼女の様子がおかしいことに気づいた。