317 裴戸天志、勝山帝に請う、あの問題を解いたのは彼女だ【3更】

このシステム通知を見て、裴戸天志は眉間の皺を緩め、珍しく少し嬉しそうな表情を浮かべた。

NOKフォーラムのインターフェースに慣れていないため、彼がログインする回数は少なく、ましてや懸賞を出すことなどほとんどなかった。

今回を含めても、懸賞を出したのはたった三回だけだ。

一回目は、市場では絶版となり、STARでさえ買えないラテン語版の本を求めた。

その懸賞が引き受けられた後、翌日にはその本が届いた。

二回目は、天志が難問に直面したときだった。

その難問を懸賞として出したところ、十分も経たないうちに七種類の解法を手に入れることができた。

この二回の経験から、天志はNOKフォーラムが確かに不思議な場所だと認識した。

天志が懸賞を出す回数は多くないが、一度懸賞が引き受けられれば、それを引き受けたユーザーがその懸賞を完了する能力を持っていることを意味すると彼は理解していた。

懸賞の規則はやや複雑で、彼は詳しく読んでいなかったが、懸賞を引き受けて完了できなかった場合、成長値が減点されることだけは知っていた。

天志がNOKフォーラムに入って一年経っても、成長値が一体何の役に立つのかはっきりとは分かっていなかった。

だから彼が懸賞を出す時は、報酬はいつもお金だった。

しかし、トップページを閲覧するユーザーたちの多くは、十分な成長値を獲得して隠しフォーラムに入り、陰盟会に加入することを目的としていた。

もし天志が出す金額が多くなければ、彼の懸賞は一ヶ月経っても誰にも相手にされなかっただろう。

天志はすぐに道案内人というユーザーIDにメッセージを送ったが、返信はなかった。

彼は我慢強く待つしかなかった。

しかし、彼はそれほど長く待つ必要はなかった。すぐに、システムから別の通知が表示された。

【検証の結果、あなたの懸賞は完了しました。懸賞金は相手のアカウントに振り込まれました。】

このようなオンラインで完結する懸賞では、成果物はシステムを通じて直接ユーザーの受信箱に送られる。

天志が受信箱を開いてみると、彼が送った5つの文献がすべて現代英語に翻訳されていた。

経過時間はわずか8分だった。

天志は思わず息を飲んだ。これほど短時間で文書を翻訳できるとは、中世英語と古英語にどれほど精通しているのだろうか?