325 後悔、伊藤雲深:甘やかす以外に、どうすればいい?【2更】

各国の引率教師や教授、そしてISC公式サイトの前で待機していた観戦者たちは素早くウェブページを更新し、世界ランキングを開いた。

それを見た瞬間、全員が狂喜した。

NO.1:ユーザー名非表示、和国、14468点

NO.2:アマンダ、M国、8894点

……

NO.5:向井舜、和国、6644点

このランキングが発表されるや否や、世界中のSNSが騒然となった。

【うおおっ、マジで頭おかしくなるぅぅぅ!トップ5に和国の選手が二人もいるぞ!他に誰かいる?!!】

【和国はダメだとか言ってた人たち、今あなたの顔はどうなってる?】

【くそっ、完全逆転だ!これぞ逆転勝利!もう二回も追い抜かれたのに、まだ自覚がないのか、顔を出してぶたれに来るとは、痛くないのか?】

ランキングが確定する前、彼らは元の総合ランキング1位の得点がアマンダより3000点も低く、トップ10にも入っていないのを見ていた。

しかし4時間のうちに、アマンダを6000点近く引き離して逆転した。

これは、この参加者が解答スピードが速いだけでなく、一問も間違えていないことを証明している。

選抜試験にはこういうルールがあり、連続正解の問題が多いほど、得点の倍率も高くなる。

これを受けて、より多くの人々がシャークライブプラットフォームに殺到し、チョコレートムースの配信ルームに集まってコメントを残した。

ファンたちの推測によると、この天才は食いしん坊なのだろう、そうでなければこんな配信者名を選ばないはずだ。

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勝山子衿はネットを見ておらず、多くの人が彼女の配信ルームで待機していることも知らなかった。

最後の問題を時間ぎりぎりで解き終えた後、彼女のスマホは没収されていたからだ。

彼女は伊藤雲深をちらりと見た。「あなた、本当に私のお父さんになりたいの?」

今回は彼女が怠けていたわけではなく、ずっと忙しくて問題を解く時間がなかっただけだ。

ヘルヴィンから贈られた量子力学と宇宙空間に関する書籍を研究し終えた後、ようやく時間ができた。

しかし残念なことに、それは最終日になってしまっていたので、彼女はわざわざ温井風眠に今日は用事があって外泊すると伝えた。

そうしなければ、風眠は間違いなく10時になると電源の主ブレーカーを切ってしまうだろう。

しかし今見ると、あまり変わらないようだ。