第274章 一体誰が彼女にその勇気を与えたのか

今回、林美芝はほとんど抵抗せず、すぐに慣れた様子で始めた。

あのものを吸い込むと、彼女はこれまでに感じたことのないような解放感を覚え、先ほどまでのイライラが煙のように、軽く吹けば消えてしまうかのように感じた。

彼女はそれを心から楽しみ、ベッドで体を丸め、布団を抱きしめながら、この瞬間の喜びに浸った。

いつ眠りについたのかわからなかったが、目が覚めたときにはすでに真夜中だった。

また、あの抑えきれない空虚感。あのもの以外には、何も彼女を満たすことができないような感覚。

林美芝は深くため息をついた。自分が依存症になっていることはわかっていた。でも、あれは性行為と同じで、人をこんなに幸せにしてくれるのに、依存しないわけがない。

しかし、依存していることと中毒になることは違う。彼女はまだ自分がコントロールできると思っていた。