【hello?女媧いる?私、醜くて眠れないの。】
【女媧さん、本出してよ。『私がいかに極限まで偏愛したか』って。】
【このまつ毛、この肌、泣いちゃう、これマジなの??私は泥の粒子にすらなれない気がする。】
【すごく綺麗ああああ、この肌も最高すぎるでしょ、うぅぅぅ、なんて神仙級の顔立ち!!!沅沅の頃を一口噛みたい、きっと甘いよ。】
【私、死んだわ。今の私は商紂王、周幽王よありがとう。美人一笑のために理性を失う君主の気持ちがよく分かるわ。こんな子なら、理性なんて失うに決まってる。】
視聴者たちの熱狂の中、夏挽沅のライブ配信の人気は急上昇していった。
「みなさん、普段暇なときは何をして過ごしてるの?」挽沅はソファに座り、視聴者たちと雑談を始めた。
【ゲームかな。王者峡谷で味方とののしり合ってる。】
【もちろん彼氏とラブラブするよ~】
【恋愛自慢が混じってる!兄弟たち、こいつを追い出せ!!】
【ドラマ見て、スナック食べる!!現代の引きこもりの幸せな生活!】
ネットユーザーたちはコメント欄で自分の普段の娯楽について熱心に議論していた。そして配信画面では、挽沅がカメラを回し、すでにテレビをつけていた。
テレビ画面に傷跡のある間抜けなオオカミが映し出されると、配信は一瞬静まり返った。ハイシー公式は絶望に陥った。
カジュアルにやってほしいと言ったけど、ここまでカジュアルにする必要はないでしょ??
前回はまだちゃんと配信でポテトチップスを食べていたのに、今回は見せかけすらしないの?こんなに自由奔放でいいの?
挽沅は商品を宣伝するからといって、きちんと座って必死に「この商品はとても美味しい」とアピールする必要はないと思っていた。
ハイシーポテトチップスはスナック菓子として、人々の余暇生活の調味料のようなもの。ポテトチップスの美味しさを表現できればそれでいい。
そこで挽沅は灰狼を見ながら、目の前のポテトチップスを開けた。
「このアニメ、結構面白いよ」挽沅はコメント欄の人たちが知らないかもしれないと思ったのか、わざわざみんなにお勧めした。
視聴者の心の中には黒い線が一列:このアニメはもう10年近く前のものだけど、挽沅の家のネット速度が遅いのか、それともレトロ好きなのか?