第17章 女医者は詐欺師のよう

今日は田口優里と佐藤政夫の外来診療日だった。

彼女は急いで家に帰り、シャワーを浴びて着替えてから駆けつけ、もう少しで遅刻するところだった。

仕事を始めたばかりのところに、鈴木お爺さんが友人を連れてやって来た。

鈴木お爺さんの友人は菊池という姓で、二人は若い頃に兵士として従軍し、戦友だった。その後、地方政府の同じ部署で働き、ずっと良い関係を保っていた。

退職後、鈴木お爺さんは冠状動脈疾患、高血圧、糖尿病を患った。

菊池お爺さんはまだ元気だったが、誰も彼が突然脳卒中になるとは思っていなかった。

脳出血の後、お爺さんの状態はどんどん悪くなっていった。

第二病院は心臓血管疾患を専門とする病院で、お爺さんが病気になった後、家族は彼をここに連れてきたこともあった。

第二病院だけでなく、国内の有名な大病院にも行ったことがあった。