第407章 罪に相応しい報い

老婦人はもともと松下牧野を誇りに思っていた。

松下牧野の人生の重大事は、すべて彼女によって完璧に手配されていた——少なくとも彼女自身はそう思っていた。

結婚し、子供を産み、ビジネスを行う。

松下牧野は彼女の想像通り、非常に成功していた。

そのため、彼女はみんなから取り入られ、おだてられる対象となった。

長年、松下牧野は彼女に対して冷淡だったが、彼女は確かに松下牧野の母親であることの恩恵を享受していた。

鈴木家の人々は特に彼女を喜ばせるように振る舞った。

それに、彼女の年代の人々は、骨の髄まで伝統的な考えを持っていた。

彼女は松下家に嫁いだが、鈴木誠司は彼女の弟であり、彼女が面倒を見ないわけにはいかなかった。

言わば、彼女は典型的な「弟を支える姉」であり、弟一家の要求にはほとんど応えていた。

長年、老婦人は彼らに本当に良くしていた。

しかし今、松下牧野が態度を変え、老婦人との関係さえ断絶しようとしていた。

鈴木家の人々は最初、関係を修復しようとしたが、後に松下牧野が本気だと分かると、老婦人を非難し始めた。

言葉の端々には、老婦人が当初から松下牧野と亀山由美を引き離すべきではなかったという意味が込められていた。

また、田口優里に対してあんなに敵対的な態度を取るべきではなかったとも。

要するに、事態がここまで悪化したのは、すべて老婦人の責任だというのだ。

さらに彼らまで松下牧野の怒りを買うことになったと。

老婦人は鈴木家の若い世代が次々と彼女の前に現れ、不満を訴え、苦情を言い、あからさまに彼女を非難するのを聞いていた。

さらには、彼女の実の弟である鈴木誠司までもが彼女に対して敵意を示し始めた。

老婦人は自分が心を尽くして彼らに尽くしてきたと思っていたが、結局は彼らから非難される結果となった。

松下牧野が彼女に冷たい態度を取ることは受け入れられた。

それは、松下牧野が彼女に不満を持っていることを彼女も知っていたからだ。

しかし鈴木家の人々は何の権利があって彼女を非難するのか?

彼女がいなければ、鈴木家の人々が今日のような贅沢な暮らしや栄光を得られただろうか?

彼らは彼女のおかげで良い生活を送ることができたのだ。

今、問題が起きたとたん、人の本性が見えてきた。

老婦人は心底失望した。