第60章 悪魔のような男

畑野志雄は座り、奥田梨子の隣に座った。

四人で麻雀をした。

三回戦をして、終わった。

テーブルを変えて、店員が料理と酒を運んできた。

鈴村烈は自ら酒瓶を取って彼らに注ぎ、その後、秘書である奥田梨子が引き継いで、酒を注ぐ役を担当した。

彼らが会話をしている間、奥田梨子には参加できる話題がなかった。

「もう注がなくていいよ、ありがとう」男は怠惰に断った。

奥田梨子は料理を取って食べ始めた。彼女は今夜の夕食をまだ食べていなかった。

時々グラスを合わせて少し飲み、奥田梨子は畑野志雄が彼女を見る視線に気づいた。

彼女は微笑んで、目を伏せた。

畑野志雄は箸を置き、椅子に寄りかかって、目で奥田梨子の着ているカラフルな服を見た。

それが彼女の首をより一層白く見せていた。

まるでカラフルな孔雀のようだ。