第271章 彼女はとても痛い

会議が終わった後、岡部俊雄はノートパソコンを抱えて奥田梨子の部屋を出た。

自分の部屋に戻り、社長が泣いたような目をしていたことを思い出した。

彼はスマホでホテルから一番近いおもちゃ屋を検索した。

岡部俊雄はおもちゃ屋に行き、いくつかのおもちゃを買ってホテルに戻った。

奥田梨子はノックの音を聞いて、車椅子を滑らせてドアを開けに行った。

岡部俊雄は手に持っていた袋を奥田梨子に渡し、後頭部を撫でながら「社長、ストレス解消のものです。失礼します」と言った。

彼は素早く自分の部屋に戻った。

奥田梨子はドアを閉め、袋を開けると、中にはスライム、リアルな肉まんのぬいぐるみ、大きなエンターキーがあった。

最後の一つ、奥田梨子が手に取って見たのは、ストレス発散ポットだった。いわゆる叫びポットである。