「やっぱり次回もあるんだね」

「あはっ!愛のためにパンパンパン!」

そのとき、天使の興奮した声が、突然とても唐突に木村伊夜の耳に入ってきた。

パンパンパンはいいね、パンパンパンは素晴らしい!

パンパンパンは長い間沈黙していた天使の瞳にエネルギーを補充できるんだ、これはまさに素晴らしい組み合わせだ。

伊夜:「……」

彼女は突然、不意に宵月司星を押しのけた。

「あの……」伊夜は小さな手を彼の胸に当て、少し悩ましげに唇を噛みながら彼を見つめた。

司星の動きが突然止まった。

大きな手が彼女の腰に一瞬留まり、その後、彼は躊躇いながら手を引いた。「君が望まないなら、僕は待つよ」

言葉が落ちると、彼は再び少女の額に優しいキスを落とした。優しく深情で、少しも越権することはなかった。

「やっぱり……次にしましょうか」

伊夜は天使にひどく驚かされ、情熱も熱意もすっかり散ってしまい、どうやって続けられるだろうか……

彼女はさらに突然、自分がパンパンパンしているところを誰かに覗かれているような感覚に襲われ、本当に背筋が凍るような思いだった。

司星は一瞬立ち止まり、しばらくしてから「わかった」と言った。

「長く待っても構わない」

彼は薄い唇を引き締め、瞳が次第に深くなり、それから手を上げて伊夜の少し乱れた服を何度か整え、身を翻して立ち上がった。

彼は彼女が完全に心から望むまで待つつもりだった……

だから、長く待っても構わない。

伊夜は体を横に向け、頭を腕に埋め、小さな声でつぶやいた。「そんなに長くは待たせないわよ……」

結局、彼女も長く待てないだろうから。

彼女はただ天使に警告して、次回は邪魔をしないように言う必要があるだけだった。

「うん」司星はうなずいた。

彼はすぐに身をかがめ、伊夜の細い腰を抱き、彼女をソファから抱き上げた。「お腹すいた?」

少女はお腹を撫でながら、頷いて言った。「ちょっとね」

司星の薄い唇が軽く上がり、この妖艶な容姿は、本当に人を誘惑して、食べつくしたくなるようなものだった。

天使は嫌そうに言った。「小さな変態……」

「あなたこそ!さっきびっくりさせなかったら、私は彼を寝かせてたのに、寝かせてた!もしかしたら逆攻めだってできたかもしれないのに!」

伊夜は脳波で天使にメッセージを送った。