第151章 白真君が掘り出された!

宋書航は無名観を離れた後、心臓の鼓動が徐々に落ち着いてきた。

この時、無名観の外では、参拝に来る参拝客が絶え間なく続いていた。数日前まで、ここに参拝に来る人々は主におばさんやお年寄りの女性だったが、今では若い男女が多く増えていた。

宋書航が無名観を出る時、四人の若い男女が一緒に観の中に入っていった。

その中の一人の少女が、声を潜めて仲間に尋ねた。「林悦、この観の中の無名仙君像は本当にそんなにすごいの?」

彼女の隣にいた少し幼い顔立ちの女の子が、小声で答えた。「私も気になるの。あなた、私のクラスの余大少を知ってるでしょう?家はお金持ちで、彼女を次々と変えていたのよ。でも一昨日、彼が好奇心から無名観に来てこの無名仙君像を見た後、まるで人が変わったみたい。彼女とも別れて、毎日この無名道観に通おうとするの。」