第198章 使い捨て飛剣、発射!

どうやら白先輩の祝福には後遺症があったようだ。

ドン!

空中で、豆豆の化身が飛び上がり、一撃で赤い瓢箪を打ち付けた。

巨大な赤い瓢箪は一撃で吹き飛ばされ、回転しながら空へと戻っていった。

「ワン!」豆豆の化身は威風堂々として、冷たい目つきで高空を見上げた。

そこには、夜色に隠れた二つの人影があった。

赤い瓢箪は吹き飛ばされた後、誇らしげな表情の男の足元に戻り、その男をしっかりと支えた。

もう一つの人影は銀色の刺猬頭の男で、目には雷光が閃いていた。

それは景陌舵主とその友人の半葫仙人で、二人は冷たい目で宋書航と豆豆の化身を見つめていた。

「おや、妖獣の護衛がいるとは?」半葫仙人は少し驚いた様子で言った。しかもこの妖獣は気勢だけを見ても、少なくとも四品の修為を持っているようだった。