第46章 小仏寺

「ディン!」

モバイルゲームの地下仏城副本で、周文は数え切れないほどの仏心蓮を斬り、ついに一つの仏の心の蓮の結晶を手に入れた。

周文は少し失望した。一晩中頑張って、夜明けが近づいているのに、一つの伴侶の卵も出なかった。得られた次元結晶もほとんど役に立たず、この一つの仏の心の蓮の結晶だけが少し役立つかもしれない。

リゲンは周文に仏心蓮がどのようなパワーテクニックを持っているのか教えていなかったが、仏心蓮が蓮の実を放出する能力から見て、おそらく暗器類のパワーテクニックだろう。

凡の胎級の元気技は、基本的に元気を放出する能力がなく、伝説レベルでも一部のパワーテクニックだけが元気放出の効果を達成できる。

暗器種類のパワーテクニックでさえ、凡胎段階では実体の暗器を借りてのみ使用可能で、直接元気で暗器を凝縮することはできない。

仏の心の蓮の結晶を直接吸収すると、すぐにスマホから奇妙な力が周文の体内に流れ込んだ。

仏の心の蓮の結晶の力は、周文が以前吸収した結晶とは異なり、その力は非常に穏やかで、温かい泉のように体内に注ぎ込まれ、彼の体内をゆっくりと流れ、最後にすべて心臓に注ぎ込まれ、周文の心臓の鼓動をより力強くした。

「仏心蓮結晶を吸収し、元気技 心禅(7段階)を会得した。」

周文は心禅を試してみたが、心臓から温かい流れが全身に広がり、体中が暖かくなる感覚があっただけで、他には特に効果がないようだった。

「なるほど、リゲンが仏心蓮の人生のペットがどれほど強いかだけを話して、仏心蓮のパワーテクニックについては触れなかったわけだ。やはり役立たずだな」周文は気にせず、変異枯骨蟻に仏心蓮を切り続けるよう指示した。

殺戮に夢中になっていた時、突然「ばん」という音が聞こえ、近くの池の水が十数丈も高く噴き上がり、花びらに血色の仏像が描かれた巨大な仏心蓮が水面から現れた。

変異枯骨蟻が動く前に、血の色の仏の心の蓮はすでに十数個の血色の蓮の子を放出し、変異枯骨蟻に向かって覆いかぶさってきた。

周文は変異枯骨蟻が血液の腐食を恐れないことを頼りに、変異枯骨蟻に血色の蓮の子を押し切って突進するよう命じた。