第312章 恐怖!(4更!)

葉辰はこの件が重要だと思っていただけだったが、その物が二つの墓碑を動かすことができると聞いて、完全に呆然としてしまった。

輪回墓地は後になればなるほど、動かされる強者はより恐ろしくなっていく!

黒衣の老人の時間が迫っていたが、第四の墓碑はまだ動く気配がなかった。

この切り札を失えば、鄭仁決と対峙する際の勝算は極めて低くなる。

もし二人の強者が傍にいれば、彼は何も恐れることはないだろう。

「先輩、あの物は一体何なのですか?」

葉辰は好奇心に駆られて尋ねた。

しかし輪回墓地からはもう声が聞こえず、完全に静寂に包まれたようだった。

……

四十五分後、徽安省、黄雲空港。

プライベートジェットが直接着陸した。

葉辰と朱雅が飛行機を降りると、空港に多くの人が集まっているのに気付いた。