第668章 陣古扇 (2更目)

白展元は目を見開いた。腕に激しい震動を感じ、ほとんど麻痺してしまいそうだった!

それだけではなく、彼の服は全て引き裂かれていた!強大な剣気と雷が彼の体を貫き、五臓六腑に侵入しようとしていた!

「ぷっ!」

白展元は陣法を使わずに、どうやって葉辰と戦えるというのか!

温室育ちの花のような存在が、陣法を除けば、何の価値もない!

一方、葉辰は陣法を理解しているだけでなく、ここまで血路を切り開いてきた!

並の者では止められない!

「ぷっ!」

白展元は再び血を吐き出し、糸の切れた凧のように飛ばされ、巨大な岩に激しく叩きつけられた!

岩は砕け散り、白展元は全身の骨が砕けそうな感覚に襲われた!

同時に、金丹が飛び出し、葉辰は五本の指で吸い寄せ、金丹は彼の手の中に落ちた。

心の準備はしていたものの、葉辰はこの金丹を手に入れて、やはり少し驚いた。