金袍長老は葉辰の言葉を聞いて眉をひそめた。
もう一振りの剣?
どこから剣が?
彼が反応する間もなく!
目の前の空気が裂けて隙間が開いた!
そして、赤い光が閃いて飛来した!
赤い光が現れた瞬間、彼はロックオンされたような感覚に襲われた!
暗闇の中から冷たい眼差しで見つめられているかのようだった!
赤い光はどんどん近づいてくる!
金袍長老の表情が一変した!
彼は古めかしい造りながら、無限の威圧感を放つ長剣を目にした!
並外れた存在だ!
まさか、この見つめる感覚が一振りの剣から発せられているとは思いもよらなかった!
そんなはずがない!
一振りの剣がどうしてこんな感覚を与えられるのか!
違う!
彼は突然この剣に見覚えがあることに気付いた!
しかし、それが何なのか言い表せない!
「斬竜問天剣、殺せ!」