「師妹様、長老様、助けて!」
卓雅が壁に叩きつけられた瞬間、葉辰が再び現れた!
今度の葉辰は少しも手加減せず、五本の指を握り締め、砕け散った霊剣の破片を手中に収めた!
「小僧、止めろ!彼女は我が北冥宗の者だ、手を出す資格などない!」
紫衣の女子と老婆が出手しようとした!
葉辰は一切躊躇わなかった!
北冥宗?たとえ一流宗門でも相手にする価値なし!
破片が直接射出された!
卓雅は目を見開き、反応する間もなく、一筋の冷光が閃いた。
彼女の頭は胴体から離れた!
血しぶきが飛び散った!
これを終えると、葉辰は骨の髄まで冷たい眼差しを老婆と紫衣の少女に向けた:「私は女を殺すのは好まない。」
「だが、今日は習慣を変えてみようか。」
「次は、お前たちの番だ。」
その後、葉辰の姿は瞬時に消え、直接二人に向かって行った!
紫衣の女子は恐れを感じながらも、一滴の精血を絞り出して長剣に注ぎ、葉辰の急所を狙って突き出した!
しかし今の葉辰は勢いが止められず、誰も阻止できない!
紫衣の女子は剣さえも握りきれず、葉辰に五指で剣の刃を掴まれ、一気に捻られて逆に相手の首筋へと向かった。
紫衣の女子の瞳孔が急激に縮み、何かを言おうとしたが、鈍い貫通音が響き、次の瞬間、鮮血が噴き出した。
完全に息絶えた!
わずか数秒で、二人の弟子が倒れた!
老婆は表情を厳しくし、当然葉辰の実力を察知し、手の杖が瞬時に細剣へと変化した!
「小僧、我が北冥宗に敵対すれば、永遠に安寧は得られぬぞ!」
細剣が震え、剣気が巨大な蛇となって、葉辰を飲み込もうと襲いかかった!
凶暴で血に飢えた様相!
そして老婆の実力は明らかに聖王境!
気息の爆発により、十階全体に亀裂が走った!
まるで今にも崩壊しそうな様相!
葉辰は冷笑し、手に破陽剣を現した!
万道剣術を直ちに繰り出した!
同時に無数の雷電が充満!
一条の血竜が体内から溢れ出し!葉辰の左右を盤旋した!
破陽剣は瞬く間に無数の虚影と化した!
見分けがつかない!
老婆は表情を変え、急いで剣影を防いだ!
しかし剣影が多すぎた、びっしりと!
彼女は大部分を防いだ!
しかし無駄だった!
「ズブッ!」
霊剣が直接彼女の体に突き刺さり、彼女は激しく後退し、極めて惨めな姿となった!
彼女の心中は驚涛駭浪の如く!