「お前の身に宿る不滅の炎はあらゆるものを融合し、決して消えることはない。これは戦闘だけでなく、丹薬を錬成する際にも驚くべき効果を発揮するだろう!」
「丹薬の道において、最も重要なのは炎だ!炎を操ることは丹鼎を操ることと同じ。丹鼎を操れば丹薬を操ることになる!」
「さあ、不滅の炎でこの四十九の丹鼎を操れ!」
「私が薬材を用意する!二日以内に、お前はこの四十九の丹鼎を同時に錬成せねばならぬ!」
この要求を聞いて、葉辰の表情は青ざめた。
これは四十九もの丹鼎だぞ!
同時に操るだと?
正気の沙汰ではない!
彼は自分の実力をよく理解していた。二つならまだ何とかなるかもしれないが、四十九個となると、真気も炎も足りるはずがない!
「師匠、冗談じゃないですよね?」葉辰はにやにや笑いながら言った。
「私が冗談を言っているように見えるか?」林青玄は冷たく言い放った。
葉辰の笑顔は凍りついた。仕方なく、彼はその四十九の丹鼎に向かって歩き始めた。
中央に立つと、彼は尋ねた。「師匠、この四十九の丹鼎ではどんな丹薬を錬成するのですか?」
「一種類?」林青玄は軽蔑するように笑った。「弟子よ、何か勘違いしているようだな。私はお前に同じ種類の丹薬を同時に錬成させようとしているのではない。それでは難しさがない。私はお前に四十九種類の異なる属性の丹薬を同時に錬成させようとしているのだ!」
「なんだって!」
葉辰は驚きの声を上げた!
これは冗談じゃない。四十九種類の丹薬を同時に錬成だと?
自分の丹薬錬成の腕前は、彼自身がよく分かっていた。
しかし、師匠の言う通り二日間でこれをやり遂げるなんて、冗談じゃない!
絶対に不可能な任務だ!
「師匠、私は…」
葉辰が何か言おうとした瞬間、林青玄は腕を振り、四十九の丹鼎が宙に浮かんだ。「今から始めよ。丹薬を凝集し、真気で丹鼎を包み込め!」
「確かに困難だが、覚えておけ。お前は輪廻墓地の墓守だ。こんな小さなことさえできないようでは、どうやって天下を掌握し、高みにいる存在たちを神の座から引きずり下ろせるというのだ!」
葉辰はもう言葉を費やさなかった。医神門の師匠の危機を思い出し、この戦いは何としても勝たねばならなかった!
「不滅の炎よ、来たれ!」
葉辰は怒りの声を上げ、眉間から炎が湧き出した!