首のない死体が一瞬で形成された!
「お前は確かに私の護法だが、私は無駄な者を養わない!」
そう言うと、彼は急いで青い光の柱へと向かった!
もし彼の予想が正しければ、光の柱のある場所こそが葉弑天のいる場所だ!
殺主が去った後、真気を丹田に集中させ、直接声を出した。「全員、青い光の柱へ向かえ!最速で!」
この瞬間、誰も殺主の心の中にどれほどの怒りが燃えているのか知らなかった!
この期間、彼が払った代償はあまりにも大きすぎた!
葉弑天の出現は彼の計画を破壊しただけでなく、彼が長年かけて築き上げたすべてを崩壊させた!
さらに彼は崑崙虚の人々に情け容赦なく嘲笑された!
どうあれ、葉弑天は死ななければならない!
それも彼自身の手で殺さなければならない!
同時刻、玉蒼山の一帯。
二人の少女が二頭の乗り物に乗り、絶えず殺戮の地へと近づいていた。
そのうちの一人の少女は気品があり、極めて美しかった。
一つ一つの動作には、独特の韻味が漂っていた。
それは紀思清だった。
紀思清と紀荷の二人は葉弑天の行方を知らなかったが、すべての情報は殺戮の地を指し示していた。
運を試すしかなかった。
突然、遠くの地に、一筋の青い光の柱が自然と紀思清の目に入った。
彼女の穏やかな瞳に驚きの色が浮かんだ。
「この光の柱は、医道に通じた者だけが操れるものだ。もしかして殺戮の地に医道の達人が現れたのかしら?」
「葉弑天は医道の研究に深い造詣があると聞いたわ。もしかしてこの光の柱は葉弑天と関係があるのかも?」
その可能性は極めて高い!
紀思清の瞳に確信の色が閃いた。彼女の天賦の中には特殊な存在があった。
それは極めて強い予感だった。
この予感は非常に不思議なもので、家族の長老たちも説明できなかった。
しかし、それは修行においても生死の間においても、何度も彼女を助けてきた。
さらに、この予感によって彼女は無意識のうちに、崑崙虚から凡根の無能者と言われていた葉辰に近づいていった。
彼女と葉辰の差は天と地ほどあり、一方は天、もう一方は地であり、理屈から言えば、二人は一生交わることはないはずだった。
最初のころ、紀思清は葉辰に対して軽蔑の念さえ抱いていた。
しかし、この予感が彼女に葉辰への好感を抱かせ、さらには何度も救いの手を差し伸べさせた。