マシューは黙ってこの点をメモした。
次の瞬間。
マーガレットはファラオの前に突進し、白く滑らかな手でファラオの顔面を掴んだ。
ファラオは無意識に両手を上げて彼女に対抗した。
しかし、ライトニングストーンの瞬間に。
彼の両腕は地面に直接落ちた。
マーガレットの前腕の外側から、突然非常に鋭いカマキリのナイフが二本伸びた!
彼女の両手はファラオの首に掴み、カマキリのナイフはバネのように前方に突進し、左右にフォーク状にして、ファラオの頭を取り外した!
サララ!
マーガレットは両手を振り、一瞬でファラオの包帯を巻き付けた体をバラバラにした。
最終的に。
ファラオの胸腔から、魂火が飛び出してきた。
だが、彼に極大な損害を与えうる冥月正風に直面して。
魂火は氷の溶けるように急速に消え去った。
そしてこの時。
マーガレットはゆっくりと青いエナメル瓶を取り出し、瓶の口の栓を開けた。
ファラオの魂火は少し躊躇したが、やはり自ら進んで入っていった。
マーガレットは瓶の栓を閉め、まとめた:
「最後のステップとして、彼らの魂火をこの瓶で収めることを忘れないでください。不死の生物の魂火は、正風の吹き荒れには耐えられません。彼らにとって、我々の手に渡るよりも、直接魂が飛んで散ることの方が怖いのです。」
「そしてこの点を利用して、少しは利益を上げることができます。」
「このような魂火は連盟では非常に高価です。」
マシューはこの一連の出来事を見て少し驚いた。
彼はマーガレットが強いことは知っていた。
しかし、まさかこれほど強いとは思わなかった!
もし解説のためでなければ、彼女は会うなりファラオを瞬殺できた!
両者ともに第5ステージのフルレベルの準伝説、ファラオは負エネルギー次元のホストであるにも関わらず、全く反撃の能力がなかった!
これが借金200万の魅力なのか?
マシューの心は言葉にできないほど動揺していた。
マーガレットがファラオを痛めつけるのを見て、彼も思わず敵を探してチビビのために気を晴らしたくなった。
しかし、ちょうどその時。
いくつかの巨大な威圧が覆いかぶさってきた。
マシューは東部山脈の方向に、飛来する黒雲を見た。
しばらくすると。
天を突く巨像が王の山のふもとに現れた。
巨像は素早く来た。