165 マーガレットの実戦教育_4

マシューは黙ってこの点をメモした。

次の瞬間。

マーガレットはファラオの前に突進し、白く滑らかな手でファラオの顔面を掴んだ。

ファラオは無意識に両手を上げて彼女に対抗した。

しかし、ライトニングストーンの瞬間に。

彼の両腕は地面に直接落ちた。

マーガレットの前腕の外側から、突然非常に鋭いカマキリのナイフが二本伸びた!

彼女の両手はファラオの首に掴み、カマキリのナイフはバネのように前方に突進し、左右にフォーク状にして、ファラオの頭を取り外した!

サララ!

マーガレットは両手を振り、一瞬でファラオの包帯を巻き付けた体をバラバラにした。

最終的に。

ファラオの胸腔から、魂火が飛び出してきた。

だが、彼に極大な損害を与えうる冥月正風に直面して。

魂火は氷の溶けるように急速に消え去った。

そしてこの時。

マーガレットはゆっくりと青いエナメル瓶を取り出し、瓶の口の栓を開けた。

ファラオの魂火は少し躊躇したが、やはり自ら進んで入っていった。

マーガレットは瓶の栓を閉め、まとめた:

「最後のステップとして、彼らの魂火をこの瓶で収めることを忘れないでください。不死の生物の魂火は、正風の吹き荒れには耐えられません。彼らにとって、我々の手に渡るよりも、直接魂が飛んで散ることの方が怖いのです。」

「そしてこの点を利用して、少しは利益を上げることができます。」

「このような魂火は連盟では非常に高価です。」

マシューはこの一連の出来事を見て少し驚いた。

彼はマーガレットが強いことは知っていた。

しかし、まさかこれほど強いとは思わなかった!

もし解説のためでなければ、彼女は会うなりファラオを瞬殺できた!

両者ともに第5ステージのフルレベルの準伝説、ファラオは負エネルギー次元のホストであるにも関わらず、全く反撃の能力がなかった!

これが借金200万の魅力なのか?

マシューの心は言葉にできないほど動揺していた。

マーガレットがファラオを痛めつけるのを見て、彼も思わず敵を探してチビビのために気を晴らしたくなった。

しかし、ちょうどその時。

いくつかの巨大な威圧が覆いかぶさってきた。

マシューは東部山脈の方向に、飛来する黒雲を見た。

しばらくすると。

天を突く巨像が王の山のふもとに現れた。

巨像は素早く来た。