程才が目を凝らして見ると、なんと本当に秦玉だった!
この動静は、あの内勁大師が放ったものなのか?
そんなはずがない?!
「シュッ!」
程才が呆然としている時、一つの砕け石が弾丸のように程才に向かって飛んできた!
あまりにも速い速度で、程才は完全に避けることができず、その場に立ち尽くしてしまった。
その危機的瞬間、一筋の光が輝き、その砕け石を打ち砕いた。
「離れていろ。殺されても、誰も命の償いはしないぞ」と江古が冷たく言った。
程才は呆然と頷き、急いで脇へ退いた。
空中で轟音が鳴り響き、二人の肉身の衝突は極限に達していた。
秦玉の肉身は多くの箇所が損傷し、虎口は裂け、身体を包む金色の光さえも薄暗くなっていた。
灰冥も同様に苦戦していた。彼の胸は秦玉の一撃で貫かれ、血が滝のように流れ、見るも恐ろしい状態だった。