空中で、その赤色の大剣は、まだゆっくりと凝集していた。
赤い光が天を覆い、空全体が赤く染まっていた。
秦玉は表情を引き締め、全身の筋肉を緊張させ、気息を素早く頂点まで調整した。
韓威は世家の公子の育成者として、その実力と底力は当然これだけではなかった。
そのため、この術法は秦玉をそれほど驚かせなかった。
「秦玉、死ね!」韓威は両手を微かに震わせ、その後一声轟かせると、その大剣が秦玉に向かってうなりを上げながら飛来した!
この赤色の大剣は万鈞の力を秘めているようで、遠く離れていても秦玉は極めて強い圧力を感じた!
まるで一万の山々が、ゆっくりと押し寄せてくるかのようだった!
「轟!」
ついに、その大剣が激しく叩きつけられた!
秦玉は怒号を上げ、全身から金色の光を放ち、両拳を同時に上げ、正面から受け止めた!