第537章 天階VS天階

空中で、その赤色の大剣は、まだゆっくりと凝集していた。

赤い光が天を覆い、空全体が赤く染まっていた。

秦玉は表情を引き締め、全身の筋肉を緊張させ、気息を素早く頂点まで調整した。

韓威は世家の公子の育成者として、その実力と底力は当然これだけではなかった。

そのため、この術法は秦玉をそれほど驚かせなかった。

「秦玉、死ね!」韓威は両手を微かに震わせ、その後一声轟かせると、その大剣が秦玉に向かってうなりを上げながら飛来した!

この赤色の大剣は万鈞の力を秘めているようで、遠く離れていても秦玉は極めて強い圧力を感じた!

まるで一万の山々が、ゆっくりと押し寄せてくるかのようだった!

「轟!」

ついに、その大剣が激しく叩きつけられた!

秦玉は怒号を上げ、全身から金色の光を放ち、両拳を同時に上げ、正面から受け止めた!