秦玉は考える暇もなく、すぐに内丹を抜き始めた。
一つ、二つ、三つ...
無数の内丹が、秦玉によって空間神器の中に収められていった。
しかし、ここにある内丹はあまりにも多く、秦玉が術法を使っても、抜く速度は極めて遅かった。
丸一時間近くかかって、秦玉はこの海島の下から少なくとも数千個の内丹を抜き取った!
困ったことに、空間神器はすぐに容量不足になってしまった。
神器の中は、すでに内丹で一杯になっていた。
「くそっ、もったいない」目の前の数え切れないほどの内丹を見て、秦玉は心の中でやきもきした。
もしこれらの内丹を全て持ち帰ることができれば、もう霊気の心配をする必要はなくなるのに。
秦玉は必死に考えたが、どんな方法も思いつかなかった。
「もったいない、もったいない」秦玉はこの言葉を繰り返し呟いた。