第616章 骨を煉器に

この二筋の金色の光は、最も純粋な霊力から生み出されたもので、その威力は無双と言えるほどだった!

「ドーン!」

しかし、結果は秦玉の想像とは全く異なっていた!

この首なし巨漢は、その金色の光を直接粉砕し、一歩も足を止めることはなかった!

「くそっ!」秦玉は思わず罵声を上げた!

まだ我に返る間もなく、その首なし巨漢は既に彼の傍に迫っていた。

その強靭な肉身が、秦玉の体に激しく衝突した。

秦玉は聖体術を纏っていたにもかかわらず、直接吹き飛ばされ、身を包む金色の光は爆散した。

秦玉は苦痛に耐えながら地面から這い上がり、胸を押さえながら、五臓六腑が衝撃を受けたような感覚に襲われた。

まるで列車に轢かれたような感覚だった!

「何なんだこいつは...」秦玉は思わず驚きの声を上げた。