第809章 顔若雪を救え!

第二の秘境は広大で、至る所に巍峨たる山々が聳えていた。

そしてこの秘境の中心には、家々が点在していた。

ここの山脈は、より雄大であった。

ここには外界のような喧騒はなく、むしろ寂しげな雰囲気が漂っていた。

しかし、ここに満ちている霊気は、人を心地よくさせた。

ここに到着すると、少女はすぐに足を止めた。

「これ以上近づけません...」少女は言った。

彼女は遠くの大山を指さして言った。「あそこが天玄崖です。」

秦玉は少女の指す方向を見やると、確かに雲を突き抜ける高山が見えた。

秦玉が目を凝らすと、山頂には無数の見張りがいるのが見えた。

そして山頂の中心には、一人の少女が柱に縛り付けられていた。

彼女の体中には傷が絶え、非常に衰弱しているように見えた。

この少女は他でもない、顔若雪その人だった!