第二の秘境は広大で、至る所に巍峨たる山々が聳えていた。
そしてこの秘境の中心には、家々が点在していた。
ここの山脈は、より雄大であった。
ここには外界のような喧騒はなく、むしろ寂しげな雰囲気が漂っていた。
しかし、ここに満ちている霊気は、人を心地よくさせた。
ここに到着すると、少女はすぐに足を止めた。
「これ以上近づけません...」少女は言った。
彼女は遠くの大山を指さして言った。「あそこが天玄崖です。」
秦玉は少女の指す方向を見やると、確かに雲を突き抜ける高山が見えた。
秦玉が目を凝らすと、山頂には無数の見張りがいるのが見えた。
そして山頂の中心には、一人の少女が柱に縛り付けられていた。
彼女の体中には傷が絶え、非常に衰弱しているように見えた。
この少女は他でもない、顔若雪その人だった!